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日本SGI 新ソリューション発売 可視化性能の高度化を実現

2002/03/11 11:00

 日本SGI(和泉法夫社長)は、ビジュアルコミュニケーション分野およびグリッドコンピューティング分野に向けた新ビジョンとして、「ビジュアル・エリア・ネットワーキング」を提唱、このコンセプトに基づく4つの新ソリューションを発売する。

 今回のソリューションにより、「科学技術分野、産業界において高度で複雑な問題を解決するための可視化性能の高度化を実現できる」(和泉法夫社長)と説明する。クライアントの種類を問わず、既存のネットワークから同社のスーパーコンピュータにアクセスして利用できる環境を実現する。

 「ユーザーは、可視化の実行に際し、データがある場所や可視化システムが設置されている場所で作業を行わなければならないという制約から開放される」(同)。複数のユーザーが同時に同じ解析結果を可視化することが可能となったり、リアルタイムで画像処理のコントロールをクライアントから指示するなど、従来はクライアントのスペック上不可能だったコラボレーションが可能になる。実際の可視化はサーバー上で実行する。

 「ビジュアル・エリア・ネットワーキング」を実現する新製品は、グラフィックス・インフラストラクチャ・ソフトウェア「SGI オープンGL・ビズサーバー2.0」、「グラフィックス・スーパーコンピュータ「SGI オニキス 3000 インフィニットパフォーマンス・グラフィックス」、「SGI オニキス 300 インフィニットリアリティ3・グラフィックス」、デスクトップ・システム「シリコングラフィックス・フューエル・ビジュアル・ワークステーション」の4つ。

 主要ターゲットは通信、メディア、科学、エネルギー、医療、官公庁、防衛、製造業など。
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