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コンパック サポート・コムと協業 ヘルプデスク支援へ

2002/04/01 16:15

週刊BCN 2002年04月01日vol.935掲載

 コンパックコンピュータ(高柳肇社長)は、サポート・コム(マイク・ピアース社長)の日本初進出にともない、同社と協業する。コンパックはサポート・コムの「Support.com Resolution Suite Version 5.5」を中核に、企業ユーザーに向けて次世代ヘルプデスク支援サービス「Compaq Smart SupportSuite」の提供を開始する。

 「Compaq Smart Support Suite」は、エンドユーザーのクライアントパソコンに搭載する自己解決のためのソフトウェア「User Center」、およびエンドユーザーとヘルプデスクの協調作業を支援するウェブベースのポータルサイト「Support Portal Hub」で構成される。セルフヒーリング機能やナレッジデータベースの活用などの特徴を備えており、自己解決からアナリストによるサポートまでを、ステップ1「セルフヒーリング」、ステップ2「セルフサービス」、ステップ3「アシストサービス」──の3ステップで段階的に行う。

 これによって、従来のヘルプデスクの課題だった、(1)人による電話中心のサポート作業、(2)コール時間の集中、(3)高コスト、(4)同一の質問が何度も繰り返される――などの問題点を解決できる。さらに、電話やEメールなどの人的サポート業務を低減し、TCOを大幅に削減することができる。

 サポート・コムによる投資効果分析では、エンドユーザーが5000-1万人で月間コール数が1万件ある場合、年間約9300万円のコスト削減が実現可能と見込んでいる。
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