販売促進の相乗効果に

 丸紅インフォテックは、PCリサイクルビジネスを強化した。同社は2001年から、富士ゼロックス流通と業務提携し、パソコンを含む中古OA機器の回収・廃棄サービスを開始。さらに今年3月からは、中古OA機器の買取・回収サービスにも乗り出した。パソコンなどのOA機器を買取・回収することで、買い替えニーズや中古市場の掘り起こしにつなげる狙い。買取・回収したOA機器は、中小企業や地方自治体、教育機関などに販売していく計画だ。

 丸紅インフォテックでは、富士ゼロックス流通と提携し、中古OA機器の回収・廃棄サービスを01年から提供している。経営企画室・尾崎匡晃サブリーダーは、「家電リサイクル法の施行などで環境保護に対する関心が高まるなか、パソコンを中心に廃棄や買取ニーズが増えている。そのため、買取・回収サービスを開始することになった。パソコンリサイクルビジネスは、新品・中古のいずれの市場でも、販売促進につながる」と話す。

 同社のPCリサイクルビジネスでは、買取から再生、再販売までを行う。OA機器の再生は、パソコンリユース再生事業を手がけるハイマン電子が担当する。顧客企業は、廃棄に必要な処理費用を負担する必要がないだけでなく、逆に丸紅インフォテックがそのOA機器を買い取ってくれることになる。引き取りは、電話やファクシミリに加え、同社の受発注システム「バックオフィスサービスシステム(BOSS)」で申し込むことができる。丸紅インフォテックのパートナー企業は、この買取・廃棄サービスを自社の顧客に提案でき、案件情報の入手や顧客満足度の向上につなげることが可能。顧客は、OA機器の購入にかかるコストを抑制できることがメリットとなる。

 「再販売では、顧客向けにアレンジしたアプリケーションの追加や、量販店向けにアレンジしたパソコンを販売する」ことなどで需要開拓につなげる。同社では、買取・回収サービスを今年3月から開始し、1か月間で約600台のパソコンを調達したという。再販売に関しては、「ある程度の中古品を調達した段階で行う。今年9月までに着手できる」見通しだ。需要に関しては、「リサイクル市場は、まだまだ潜在需要が大きい。量販店での消費者に加え、これからパソコンを購入しようとする中小企業では、まずパソコンに慣れるために中古品を購入する傾向が高い。地方自治体や教育機関などでは、インターネットやメールができれば中古品でも構わないといったニーズがあるだろう」とみている。