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IPA 2002年第1四半期の不正アクセス状況を発表

2002/05/13 16:18

週刊BCN 2002年05月13日vol.940掲載

 

 情報処理振興事業協会(IPA、村岡茂生理事長)は、2002年第1四半期(1-3月)の不正アクセス届出データを発表した。

 02年第1四半期の届出件数は合計239件で、前年同期の届出件数62件に対して約4倍近くまで急増した。

 239件のうち、不正なアクセス形跡を発見した「アクセス形跡(未遂)」の届出は150件で、全体の約6割を占めた。これらの届出はファイアウォールなどで防御したため、ログなどに形跡は残っているが実害のないケース。

 239件のうち実被害があった届出は75件。被害原因のトップは、「古いバージョン、パッチ未導入など」で合計15件、次いで「設定の不備」によるものが12件だった。このほか、被害原因が特定できないなどの原因不明が26件あった。
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