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ソニックウォール ラインアップの充実で拡販 国内市場で約2万台狙う

2002/06/03 16:21

週刊BCN 2002年06月03日vol.943掲載

 

 インターネットセキュリティの統合型ソリューションを手がけるソニックウォール(後藤聖治カントリーダイレクタ)は、インターネットセキュリティ・アプライアンスの次世代製品「SonicWALL(ソニックウォール) TELE3/SOHO3/PRO100/PRO200/PRO300」5機種の販売に注力している。

 販売は、代理店である住友金属システムソリューションズと丸紅ソリューション、フォーバルクリエーティブの3社が担当。低価格の下位機種を中心に約2万台の販売を狙う。

 「TELE3/SOHO3」の2機種は、使い勝手を追求した製品で、安全で確実なアクセスを最小限の時間とコストで確立・維持する一方で、顧客の生産性向上を実現している。

 「TELE3」は、在宅勤務者が遠隔地から企業ネットワークに接続することを想定し、VPN暗号化機能を標準搭載。「SOHO3」は、小規模の企業や支店、支社レベルのオフィスに求められる機能を標準搭載していることが特徴だ。

 「PRO100/PRO200/PRO300」の3機種は、ビジネス用途向けの機能を搭載し、操作性や拡張性を実現。顧客の多様なニーズに対応する。

 「PRO100」は、小規模企業や公共機関を対象に無制限のネットワークノード数に対応。DMZ(インターネットと内部ネットワーク間の独立したセグメント)ポートを搭載し、ファイアウォールセキュリティを強化した。「PRO200」は、中規模の企業や支店、支社レベルのオフィスを対象とする。IPSecのVPNに標準準拠しており、最大500のVPNトンネル数、DMZポート搭載、ノード数無制限。

 「PRO300」は、5機種のなかで最上位クラスの機種で、ミッションクリティカルなセキュリティやVPNを必要とする中規模かつ大規模の企業を対象としている。PRO200での標準機能をすべて搭載していることに加え、ViewPointレポート作成機能や最大1000のVPNトンネル数が特徴だ。

 価格は、「TELE3」が14万800円(5ユーザー)、「SOHO3」が15万7500円から(10ユーザーから)、「PRO100」が47万8000円(ユーザー無制限)、「PRO200」が74万5000円(無制限)、「PRO300」が122万8000円(無制限)となっている。

 今後の製品展開としては、上位機種にのみ搭載していた機能を下位機種にまで拡充していく構え。

 米国では、テレコミュニケータ向けに「TELE3 TZ」を提供している。また、さらに価格を抑えた個人向け製品の販売を検討している。

 アドレスhttp://www.sonicwall.com/。
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