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アルプス社 気象情報と電子地図を融合

2002/08/12 16:26

週刊BCN 2002年08月12日vol.953掲載

 

 アルプス社は、最新の気象情報を電子地図上に表示できるソフト「ウェザーアトラス」を9月6日に発売する。価格はオープン。予想店頭価格は2万5000円前後となる見込み。

 「ウェザーアトラス」は、気象庁が発表している「防災・緊急データ」、「気象予報データ」、「観測データ」、「気象レーダ情報」、「航空気象データ」をインターネットから取得し、プロアトラスの地図とともに表示するソフト。台風など刻々と変化する気象情報をファイルとして保存し、アニメーション表示することも可能。

 8月から公開された全国版レーダーエコーにも対応しており、地図の拡大縮小が可能な全国地図データと合わせて、詳細なロケーション情報をビジュアル化して見やすく表示することができる。

 あらかじめ指定した地域で雨が降り始めたり警報・注意報が発表された際に、そのエリアの色を変えてビジュアル表示できるほか、アラートメッセージ(アラーム機能)を画面にポップアップ表示できることも特徴。

 同社では、電子地図ソフトを応用したパッケージ製品は今回が初めて。「気象情報と地図情報の組み合わせは、大きな相乗効果が発揮できる。とくにテレビやラジオの情報よりも詳細でリアルタイムな情報が提供できる。さらにはプロの気象予報士など、気象情報をビジネスや生活に役立てたいユーザーをターゲットに拡販していく」と意欲を見せている。
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