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トレンドマイクロ 企業向けのウイルス対策マネジメントソフト

2002/09/02 16:30

週刊BCN 2002年09月02日vol.955掲載

 

 トレンドマイクロ(スティーブ・チャン社長)は、企業のウイルス対策に向けた新製品「Trend Micro Control Manager(Control Manager)」および「InterScan Messaging Security Suite(InterScan MSS)」を10月2日に発売する。

 両製品は、新種ウイルスの大規模感染から企業を効果的に守る新構想「トレンドマイクロ エンタープライズ プロテクション ストラテジー(TM EPS)」に基づくもの。これによって、ウイルス発生から終息までの一連の対応(ウイルスアウトブレークライフサイクル)を予防的に集中管理し、企業の情報資産を新しい脅威から守り、感染被害と対策コストを最小限に抑えることができる。

 「Control Manager」は、企業ネットワーク全体に対し、ウイルス対策戦略を迅速かつ効果的に展開することができるマネジメントソフトウェア。ウイルスパターンファイルが配信されるまでの間に、大規模に感染を広げるようなウイルスが企業ネットワーク内に侵入することを防ぐ「アウトブレークコマンダーポリシー」の配信により、事前に感染を予防するためのウイルス対策を実現する。

 さらに、ウイルス対策製品を集中的に管理するための各種機能を備えており、ウイルス被害を最小限に食い止め、ウイルス感染による被害が生み出す多大な損失コストの削減を図ることができる。

 「InterScan MSS」は、企業のインターネットゲートウェイ上で、ウイルス対策とコンテンツフィルタリングの技術を組み合わせることで、メールを媒介としてネットワーク内に侵入してくるウイルスやスパムメールなどからネットワークを守るメッセージングゲートウェイセキュリティソフトウェア。

 感染被害が高いマスメーリング型ウイルスを、自動的に削除または隔離する機能を装備するとともに、「Control Manager」との連携によって、ウイルスパターンファイルが配信される前の予防をも含めたウイルス対策を行うことが可能となる。
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