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AT&Tとマイクロソフト 新規携帯ビジネスを立ち上げへ

2002/10/21 16:32

週刊BCN 2002年10月21日vol.962掲載

 マイクロソフトのデスクトップアプリケーションとAT&Tワイヤレスの無線携帯端末との間の円滑な連携機能を提供する、「AT&T Wireless Work Ware(ワイヤレス・ワークウェア)」と名付けられた新規提携業務が発足する。

 ユーザーはこの新サービスを利用することで、デスクトップにある電子メール、スケジュールデータ、社内のイントラネットにある重要書類などに、AT&Tワイヤレスの携帯電話からアクセスすることが可能になる。

 導入企業のIT部門に発生する作業負荷が、円滑なシステム導入への障壁となっている既存の競合サービスに比べ、IT部門やユーザー側への導入負荷を極力低減したサービス設計を心がけたと関係者は説明する。

 この新システム導入に際しては、ヒューレット・パッカードがその作業支援業者として名乗りを上げており、さらにシーメンスから提供されるポケットPC版新端末が、通話とインターネットの統合機能を提供する。

 各業界大手同士の連携によるこの新ビジネスは、現在の米国携帯電話市場地図を大きく塗り替えていく可能性をはらんでいるかもしれない。
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