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大塚商会 ヘルプデスクの「HDI組織認定」取得 日本企業で初めて

2003/05/12 19:20

週刊BCN 2003年05月12日vol.989掲載

 大塚商会(大塚裕司社長)は、ヘルプデスク協会(HDI、米コロラド州、ロン・マンズCEO)のサポート認定制度「HDI組織認定」を日本企業として初めて取得した。

 「HDI組織認定」は、ヘルプデスクという言葉をつくったマンズ氏などを中心に2000年に制定されたヘルプデスクの国際認定基準。これまで、米国でホテルを運営するMGMミラージュをはじめ、オランダSNS銀行、英バークレー銀行、米ITリソース、米国癌協会、米サイバーレップ、米ベルサウスなどが認定を受けている。

 HDI国際認定基準とは、(1)リーダーシップ、(2)方針と戦略、(3)要員管理、(4)サポート資源、(5)プロセス――の効果的要因5点と、(6)要員満足、(7)顧客満足、(8)実行結果――という結果3点の、計8点の主要要素に、60のスタンダード、240の評価基準からなり、「各社の個性を生かして品質を向上させることを主眼に置いている」(マンズCEO)という。

 大塚商会では、サポートスタッフ420人からなる「トータルαサポートセンター」で今回の認定を受けた。

 「全社的にはISO14001、ISO9000、ISO9001、ISO9002、IDCにはISMS適合性評価制度認証などを受けている。今回はサポートセンターのレベルを計る基準が欲しいと考え、国際的にも一流と言われるHDI組織認定を取得した。ただし、認定の取得はひとつの一里塚。これをキープし、さらに品質向上を実現したい」(大塚商会・濱田一秀常務)と、今後のレベルアップにつなげていく考え。
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