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バルコン 店舗向けソフトの販売代理店募集 業種ごとのカスタマイズが可能

2003/05/19 19:20

週刊BCN 2003年05月19日vol.990掲載

 バルコン(仲宗根昇一社長)は、販売管理ソフト「レッツセールス V3」と「レッツセールス POS」の販売代理店を募集する。同社は沖縄に本社を置くソフト開発会社。レッツセールスV3は、フリーアイテム機能により各業種、業態に合わせた設定が可能で、複数の業種で利用できる。「販売店側でフリーアイテム機能を活用することで、業種に合わせた処理アイテムの変更などが容易に行えるため、通常のパッケージソフトを販売するよりも付加価値の高いビジネスを展開することができる」(岡田朝子営業課長)という。また、パソコンPOSに対応した「レッツセールスPOS」は、商店への導入に適しており、同社ではこうした特性をアピールし、取り扱い販売店拡大を目指す。

 販売管理は、業種や業態ごとに項目、伝票などの仕様が異なるため、パッケージソフトは導入しにくいとされている。レッツセールスは、業態にあわせた処理マスターをそれぞれのマスターや伝票に設定してユーザーが自由に活用できる「フリーアイテム機能」を搭載した。

 この機能は同社のオリジナル機能(特許出願中)で、例えばレストランで必要なテーブルナンバー、客数、食材産地などを設定することで、飲食店に適した販売管理ソフトになる。

 フリーアイテムの設定はユーザーが行うことも可能だが、販売店側で請け負うこともできる。

「ビジュアルベーシックを使い慣れている人であれば、1日程度の講習で習得することができる。このフリーアイテム機能により、ユーザーに合わせた仕様で納入すれば、通常のパッケージソフトよりも付加価値の高い商品として販売できる」(岡田営業課長)とみている。

 バルコンでは、販売店向けのセミナー、教育なども実施していく計画だ。

 また、官公庁のように一定の締め日がない取り引きや分割払い、一部入金などに対応した伝票ごとの入金消し込み処理機能、自社オリジナルの伝票を設計できるフリーレイアウト機能などを搭載している。

 さらに同社では、POSと販売管理を一体化したパッケージ「レッツセールス POS販売管理」も用意した。

「販売管理ソフトの導入に踏み切れないという店舗は多い。今回、POSと販売管理を一体化したことで、魅力ある製品となり、導入に弾みがつくのではないか」としている。

 とくに、「通常のPOSに比べ、パソコンPOSで割安感が出せるので、より小規模商店への導入を狙いたいという販売店に適している」という。

 価格は、レッツセールスライト版が3万7800円、ベーシック版が9万7800円、レッツセールスPOS版販売管理が20万円、ライト版販売・仕入在庫管理が6万7800円、ベーシック版販売・仕入在庫管理が14万7800円、レッツセールスPOS版販売・仕入在庫管理が35万円。
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