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FJB 今年度、増収増益に自信 ソフト・サービスに手応えあり
2003/05/19 19:20
週刊BCN 2003年05月19日vol.990掲載
富士通ビジネスシステム(FJB、鈴木勲社長)は、今年度(2004年3月期)は増収増益の体制を構築したと、5月12日の事業戦略説明会で明らかにした。
同社は、連結ベースで00年度(01年3月期)に営業損益が22億円の赤字となったのを契機に、徹底した事業の再構築を進め、利益重視の経営を続けた。その結果、利益は持ち直したものの、売上高は昨年度(03年3月期)まで減少し続けた。
そこで今年度(04年3月期)の計画(連結)では、売上高が前年度比2.5%増の1750億円、営業利益が同36.8%増の41億円、経常利益が同45.7%増の29億円という増収増益計画を打ち出した。
成長戦略の背景にあるのが、ソフト・サービス事業の拡大である。
00年度には売り上げの56%を占めていたハードの比率が、02年度には41%に減少した。今年度はさらに37%になり、ソフトサービスの比率は63%に増える。
同社では、「ハード価格の下落は事業計画に織り込み済み。この対策としてソフト・サービスの立ち上げに全力を入れる」と話す。
そこで有力視されているのがマイクロソフトの.NETフレームワークに対応させ、独自に開発した業務システム「ウェブエーエスコンポーネント」である。「昨年度の納入実績は2ケタ台だが、今年度も引き続き増加する」(同社)と手応えを語る。
ウェブサービスなど新しい情報システムの枠組みとなる.NETフレームワークに対応しているなど将来の拡張性が受け入れられ、順調に顧客数を伸ばしている。
単年度内に取引実績があった顧客企業約1万7000社(01年度実績)のうち、01年度は既存顧客数の割合は74%、新規顧客数が26%と、既存顧客の比率が7割以上に達していた。だが、02年度は新規に取り引きを始めた顧客数が全体の41%を占めるなど、新規顧客数が急増した。今年度も「ウェブエーエスコンポーネント」などを切り口として新規顧客の開拓に力を入れる。
昨年度(03年3月期)の業績(連結)は、売上高が前年度比10.6%減の1707億円、営業利益が同0.4%増の29億円、経常利益が同2.2%増の19億円だった。
富士通ビジネスシステム(FJB、鈴木勲社長)は、今年度(2004年3月期)は増収増益の体制を構築したと、5月12日の事業戦略説明会で明らかにした。
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