ニュース

メディア・ナビゲーション 大容量データを簡単送受信 メール感覚で利用可能に

2003/09/01 19:32

週刊BCN 2003年09月01日vol.1004掲載

 メディア・ナビゲーション(横山徹社長)は、最大200MBの大容量データの送受信ができる「eDATAExpress便」を9月11日に発売する。

 この製品は、データの送付者がサーバーにデータを預け、受け取る側は受信用の鍵を使いサーバーからデータをダウンロードする方式で、メールを送受信する感覚で大容量データのやり取りができる。

「添付ファイルを送る感覚でデータをサーバーにアップロードできることが特徴の1つ」(横山社長)。

 サーバーにデータをアップロードする際は、データを細かく分割し、独自形式で圧縮して送信する。送信途中でデータが盗まれても、内容の解析は困難になる。このため「FTPやストレージサービスに比べ、セキュリティ面で安全」だという。

 製品はダウンロード版とパッケージ版の2種類。「ファイルのアップロードやダウンロードのサービスを認知してもらうために、パッケージ化による販売も行っていく」という。

 対応OSはウィンドウズのみ。価格は4380円(1年間のサービス利用料などを含む)。ダウンロード版は2980円。

 同社では年間3万本の販売を見込んでいる。

 「特定業種でこのサイトを利用したいというケースや、送信できるデータの容量をもっと大きくしたいというニーズ、マッキントッシュにも対応して欲しいなど、新たなニーズも出てくるだろう。今後は、そのような新たなニーズを拾っていきたい」(横山社長)としている。
  • 1