ニュース

ベンチャーリパブリック 商品購入で独自のポイント制 年内に会員5万人獲得目指す

2003/11/03 19:37

週刊BCN 2003年11月03日vol.1013掲載

 ベンチャーリパブリック(柴田啓社長)と、同社の子会社で価格比較サイト「パソconeco」を運営するベスタグ(柴田健一社長)は、パソconecoを通して商品を購入するユーザー向けのポイント還元サービス「小判」を開始、年内に登録会員数5万人を目指す。

 小判には、パソconecoで扱う店舗400店23万点の商品中、150店舗7万点の商品が対応している。

 ユーザーが商品を購入すると、店舗側で実施しているポイント還元サービスとは別に小判が提供するポイントを受け取ることができる。

 ポイントは購入金額に応じ、0.5%から2.5%程度。ポイントが一定量に達すると現金として還元する仕組みとなっている。

 ベンチャーリパブリックでは今回の新サービスについて、「多くのユーザーを獲得していくためには、価格比較以外の要素が必要と判断した。すでに提供している価格比較や商品情報検索機能に続き、ポイント還元を第3のサービスと位置づける。これによって、これまで以上に初心者層の取り込みにつながるだろう」(ベンチャーリパブリックの柴田社長)と、その狙いを語る。

 ポイント還元で派生するコストについては、販売店から徴収するとともに、ユーザーに対して同社以外の小判加盟サイトへの会員登録、アンケートへの回答、資料請求、ショッピングなどを促し、加盟サイトからも収益を得る形態にする。

 販売店にとっては、サイトを利用して商品を購入するユーザーが増加するというメリットがあることから、「現在150店ある加盟店の数をさらに増やしていきたい」(ベスタグの柴田社長)として、販売店への参加を呼びかけていくとしている。
  • 1