データベース製品を提供するアイエニウェア・ソリューションズ(早川典之社長)は、販売およびマーケティングで東芝ソリューション(河村進介社長)と提携した。東芝ソリューションがもつ、さまざまな分野の業種に対する営業力やシステムインテグレーションの技術力と、アイエニウェアのモバイルデータベース関連の製品開発力を組み合わせ、モバイルソリューション分野の事業基盤を固めるのが狙い。

 東芝ソリューションはアイエニウェア製品の正規販売代理店になるとともに、モバイルソリューションの「モバイルコンテナ」にアイエニウェア製品を組み込む。アイエニウェアにとってモバイル分野での提携は東芝ソリューションがNECに続き2社目となる。

 今回の提携により、アイエニウェアは主軸製品であるモバイルデータベース製品「SQL Anywhere Studio(エスキューエルエニウェアスタジオ)」とクライアント管理ツールの「Manage Anywhere Studio(マネージエニウェアスタジオ)」を、東芝ソリューションの販売網を活用して拡販を図る。

 一方、東芝ソリューションは、アイエニウェア・ソリューションズの正規販売代理店となるとともに、自社のモバイルソリューションに「SQL Anywhere Studio」を組み込んで提供することが可能になる。

 両社ではこのほか、サポートサービスの提供やマーケティング活動についても共同で行っていく方針で、両社でモバイルデータベース市場の拡大を推進していく。

 東芝ソリューションの「モバイルコンテナ」は、PDA(携帯情報端末)やパソコンを活用したアプリケーションサーバー上で動作するモバイルソリューション。アイエニウェアの「SQL Anywhere Studio」を組み込むことで、PDAやパソコンに実装したデータベースと企業の基幹データベースとの同期を行うことが可能になる。

 また、通信が不可能なエリアや回線混雑などの通信環境が整わない場合でも、データをダウンロードしておくことでいつでも「モバイルコンテナ」を活用できるようになる。

 アイエニウェアは、今年2月にNECとも提携関係を構築しており、「SQL Anywhere Studio」を活用したモバイル端末から企業の基幹システムにアクセスし、情報を閲覧できるソリューションを共同開発し今春から提供を開始している。

 早川社長は、「大手企業との提携はビジネスを飛躍させるきっかけとなる。NEC、東芝ソリューションだけに限らず、今後もさまざまな大手ベンダーとの協業に積極的に取り組んでいきたい」と、引き続き大手ベンダーとの協業体制の強化の拡大に意欲を示している。