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NECフィールディング IDCサービスの従量制課金システムを開始

2004/04/05 20:44

週刊BCN 2004年04月05日vol.1034掲載

 NECフィールディング(富田克一社長)は、IDC(インターネットデータセンター)事業の強化を図るため、新たに「従量制課金システム」を導入し、低コストでインターネット電子商取引(EC)を可能にする「XML/EDIサービス」を開始する。

 同社はこれまで、地域密着型IDCとしてハウジング/ホスティング/ASPサービスなどを定額で提供してきた。今回の「従量制課金システム」の導入で、サポートサービス領域におけるITシステムの運用費用を変動費に移行したいというユーザーのニーズに対応する。

 「従量制課金システム」では、ユーザーの事業規模に連動してサービス料金を決定するため、中小規模企業のユーザーも安心して利用できる。さらに、課金処理に必要な情報をリアルタイムに収集できることから、ユーザーごとに、利用累積に対応する割引や特定割引、指定日・曜日・時間による割引計算も行える。

 新たに開始する「XML/EDIサービス」は、ユーザーのパソコンとインターネット環境を活用することでEC業務の導入を可能にし、初期導入および運用にかかる費用の低減を実現する。

 受発注から請求、支払いまでの一連の業務をインターネットとパソコン1台で処理できるため、従来の電話やFAXによる受発注に比べて業務を効率化できる。また、ネットワーク間の取り引きで確定した「発注商品件数」だけを課金対象にできるため、ユーザー側で容易にサービス料金を把握することが可能となる。
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