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フォーティネット 統合型アプライアンスを拡充 ISPと小規模事業者向けを追加
2004/05/17 20:47
週刊BCN 2004年05月17日vol.1039掲載
フォーティネットは、これまでに10種類の製品を揃えているが、今回、新たに最上位機種と小規模事業者向け製品をそれぞれ開発・販売開始した。従来の中心顧客である大企業に加え、通信キャリアや小規模事業者向け製品の品揃えを強化することで、幅広い顧客ターゲットに対応し、ビジネス拡大を図る。
フォーティネットは、「ワールドワイドのなかで特にアジア太平洋地域はサービスプロバイダ向けなどの大規模事業者向け製品が好調だ」(リチャード・ケーガン・マーケティング担当副社長)としており、今年に入ってISP(インターネットサービスプロバイダ)向けの最上位機種「フォーティネット4000」の国内販売を開始。さらに、大企業の支社・支店やSOHOなどの小規模事業者向けの需要もワールドワイドで伸びていることから、100人以下の事業者向けに帯域幅30Mbpsのエントリーモデル「フォーティネット50A」も2月に加えた。このほか、無線LAN対応モデルも6月までには投入する予定で、これによりラインアップは13製品となり、製品バリエーションでは他社を圧倒することになる。
統合型セキュリティアプライアンスは、シマンテックやインターネットセキュリティシステムズなど、大手セキュリティベンダー各社も開発しており、拡販に力を入れている分野。
これに対し、ケーガン副社長は、「当社製品は、独自開発のASIC(特定用途向けIC)ベースで全てのセキュリティ機能を提供しており、ASICベースでアンチウイルス、ファイアウォールなどの複数のセキュリティ機能が提供できるのは当社だけ。パフォーマンスは高い」と機能面での優位性をアピールしている。
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