セキュリティアプライアンスメーカーの米フォーティネット(カリフォルニア州、ケン・ジー社長兼CEO)は、ウイルス対策やファイアウォール、IDS(不正侵入検知システム)など複数のセキュリティ機能を搭載した統合型アプライアンスのラインアップを拡充する。

 フォーティネットは、これまでに10種類の製品を揃えているが、今回、新たに最上位機種と小規模事業者向け製品をそれぞれ開発・販売開始した。従来の中心顧客である大企業に加え、通信キャリアや小規模事業者向け製品の品揃えを強化することで、幅広い顧客ターゲットに対応し、ビジネス拡大を図る。

 フォーティネットは、「ワールドワイドのなかで特にアジア太平洋地域はサービスプロバイダ向けなどの大規模事業者向け製品が好調だ」(リチャード・ケーガン・マーケティング担当副社長)としており、今年に入ってISP(インターネットサービスプロバイダ)向けの最上位機種「フォーティネット4000」の国内販売を開始。さらに、大企業の支社・支店やSOHOなどの小規模事業者向けの需要もワールドワイドで伸びていることから、100人以下の事業者向けに帯域幅30Mbpsのエントリーモデル「フォーティネット50A」も2月に加えた。このほか、無線LAN対応モデルも6月までには投入する予定で、これによりラインアップは13製品となり、製品バリエーションでは他社を圧倒することになる。

 統合型セキュリティアプライアンスは、シマンテックやインターネットセキュリティシステムズなど、大手セキュリティベンダー各社も開発しており、拡販に力を入れている分野。

 これに対し、ケーガン副社長は、「当社製品は、独自開発のASIC(特定用途向けIC)ベースで全てのセキュリティ機能を提供しており、ASICベースでアンチウイルス、ファイアウォールなどの複数のセキュリティ機能が提供できるのは当社だけ。パフォーマンスは高い」と機能面での優位性をアピールしている。