日本ネットワークアソシエイツ（NAC、加藤孝博社長）は、米本社のネットワークアソシエイツ（ジーン・ホッジス社長）が、ネットワーク管理製品群「スニファー」を売却し、セキュリティ製品・サービスにシフトする方針に合わせて、セキュリティ製品群「マカフィー」に絞った事業展開に方針転換する。今年7月までには、スニファーを外部企業に移管するいう。社名も変更する予定で、ブランド名と統一し、「マカフィー株式会社になる予定」（NAC）だ。

　スニファーは、ネットワーク解析アプライアンスや、無線LANの分析・管理アプライアンスなどをラインアップに揃えるネットワーク管理製品群。ウイルス対策やセキュリティ対策製品であるマカフィーとは異なる製品開発・販売を行なってきた。今回、米本社が発表した売却額は2億7500万ドル。

　米本社のホッジス社長は、「スニファーの売却によって、利益率の高いセキュリティ事業にさらに特化する」と説明しており、日本法人でも米本社の方針と連動し、セキュリティビジネスにリソースを集中した事業展開を加速させる。