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ビズ・ロジック 販売代理店を募集 情報共有ソフトで年商2億円目指す

2004/06/14 20:49

週刊BCN 2004年06月14日vol.1043掲載

 ビズ・ロジック(吉野いく代社長=写真)は、社内情報資産の運用効率化を図るナレッジマネジメントソフト「リプリー」の拡販のために、新たに販売代理店の募集に乗り出す。これまでセミナーなどで製品機能の紹介などに力を注いできたが、大手企業などからも引き合いが出てきたことから、本格的に代理店販売による展開を目指す。

 同社はリプリーの販売を今年2月から開始した。それ以前はソリューション提供の一環として、中小企業向けのシステム構築に活用していたが、「社内の連絡漏れなどの是正を目的にリプリーを開発し、当社自身が大きな効果をあげた。そこで、性能を強化して製品化」(吉野社長)し、年商2億円を目標に掲げている。しかし、「当社自身に販売のノウハウがない」(同)ことから、事業拡大には販売代理店を募ることが不可欠と判断した。

 リプリーは、マイクロソフトのテクノロジーをベースに開発された情報共有ソフト。社内のサーバー上に情報を蓄積し、リンク、コメントなどを付加することで情報を関連付け、利用していくソリューション。データの蓄積を意識せずに行うことができ、蓄積したデータを自由に検索して相互参照リンク機能によって関連付けを行ったり、自由ノート機能により必要な情報を書き込むことで、情報の有用性を高める仕組みとしている。

 「自由ノートは、企業のデータベースの備考欄にあたるもの。企業の実務には備考欄を重視する場合が多い。そこで、書き込める分量を増やして1つの機能とした。この機能以外にも、ビズ・ロジック社内で使ってみた結果や企業ユーザーがどのように使っているかをリサーチし、さらに使いやすい機能を増やした」(吉野社長)ことが特徴となっている。価格は10クライアント用で69万8000円から。
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