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Inter BEE 2004 ハイビジョン関連製品が一堂に デジタルシネマや1セグ受信機に高い注目

2004/11/29 21:15

週刊BCN 2004年11月29日vol.1066掲載

 最新の映像機器が一堂に展示される「Inter BEE 2004(2004年国際放送機器展)」(主催・電子情報技術産業協会=JEITA)が、11月17日から19日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された。

 国内外の放送局関係者などを対象に開催している同イベントは、今年で40回目。昨年末の地上デジタル放送の開始などを背景に、ハイビジョン対応技術が目白押しとなり、来場者の関心もその点に集まった。

 ソニーは、すでにテレビコマーシャルや番組などで利用されているハイビジョンを報道分野でも活用するための提案など、具体的な事例をデモンストレーションしたほか、特設ホールでは、日本初公開となる「4K SXRD」を採用したプロジェクタ「SRX-R110」を、300インチの大画面で試写。今後のデジタルシネマの可能性を表現してみせた。

 松下電器産業では、放送機器にまじって地上デジタル放送の1セグ受信機能をレッツノートやD-snapに搭載した試作品を展示し、注目を集めていた。

 そのほか、アップルコンピュータやアドビシステムズが編集ソフトを展示。カノープスもハイビジョンに対応した製品を出展し、ブースでの説明に熱心に耳を傾ける放送関係者が目立った。
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