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ニューソフトジャパン 来年1月に大阪事業所開設 家電大手からの受注目指す

2004/12/20 21:17

週刊BCN 2004年12月20日vol.1069掲載

 ソフト開発を中心にアウトソーシングビジネスを手がける中国ニューソフトの日本法人、ニューソフトジャパン(高堰茂社長)は、来年1月に大阪事業所を開設する。人員は約10人でスタート。開設後1年間で約1億円の売り上げを目指す。

 現在、薄型テレビやDVDレコーダーなどデジタルAV(音響・映像)機器の需要が高まっている。そこで、大阪事業所を開設し、関西地区に本社を置く家電メーカーからソフト開発案件の受注を狙う。同社では、今年11月から大阪進出の準備を進めていた。

 鄭雅敏・副社長は、「アウトソーシング事業の拡大には、全国の主要都市に事業所を置くことが必要」と話す。まずは、「関西地区の家電メーカーとパートナー関係を築いていく」と、松下電器産業やシャープ、三洋電機など大手家電メーカーにアプローチをかけていく。大阪事業所で新規顧客の開拓が軌道に乗れば、「名古屋など他の地区でも事業所を開設していく」としている。

 ニューソフトジャパンの設立は2001年6月。中国ニューソフトの日本窓口として、ソフトの受託開発業務に加え、日本企業の中国参入時の支援事業も手がける。また、中国市場向けソフトのローカライズからシステム導入、運用、保守サポートまでを一貫して行う。今年度(04年12月期)の売上高は、前年度比約1.4倍の14億5000万円を見込む。
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