【上海発】米IT調査会社のガートナーが発表した2004年の「中国パソコン市場販売メーカー別ランキング」によると、シェアで聯想集団(レノボグループ)が全体の25.1%を占めて首位となった。同社の出荷台数の伸び率は前年比34%増だった。

 第2位は中国の大手IT企業である北大方正(ファウンダー)でシェアは9.9%。出荷台数は同80%増で伸び率はトップだった。次いで、第3位が清華大学のIT系企業の清華同方でシェアは7.8%、第4位はデルの7.2%、第5位はIBMの5.1%となっている。

 また、第6位はヒューレット・パッカード(HP)でシェアは4.8%にとどまったものの、出荷台数の伸び率では同70.4%増となり、北大方正に次ぐ第2位を記録した。

 ガートナーでは、05年のアジア太平洋地域における個人向けパソコンの出荷台数は、前年比12.8%増の3730万台と予測。ちなみに、04年実績は同13.8%増の3310万台だった。

 国際報道によると、ガートナーの調査に対し米デルのマイケル・デル会長兼CEOは3月下旬、中国訪問を終えて帰国した際の記者会見で、同社の中国市場でのパソコン販売ランキングが第2位から第4位に転落したことに対し不満を示した。

 デル会長兼CEOは今回の中国訪問時に同社の厦門(アモイ)工場を訪れ、アモイにさらにもう1か所のパソコン組立工場を建設し、主に北アジア市場向けに出荷することを明らかにした。また、上海では設計センターと調達センターも訪問している。デル会長兼CEOの中国訪問は昨年5月以来。

 今回のガートナーの調査結果に対し、デル会長兼CEOはガートナーのデータに問題があり、近々発表されるIDCのデータに注目したいとしている。一方、ガートナーは、データに誤りはないとしている。
花村直子(インベスネットワークテクノロジー、http://www.inbess.com/