NEC(金杉明信社長)は、6月1日付で子会社化するNECソフト(池原憲二社長)とNECシステムテクノロジー(高橋利彦社長)がそれぞれ中心となってこのほど発足した、「NESソリューションズビジネスユニット」と「NEソフトウェア開発グループビジネスユニット」に企画本部を設置した。バーチャル組織であるビジネスユニット(BU)にあって、中期計画の策定や投資計画などの事業戦略立案を行う。

 NECは4月1日付で事業を12のBUに分けた。このうち中堅・中小企業(SMB)向けのシステムインテグレーション(SI)などを担当するNESソリューションズBUは東京に本社のあるNECソフトが中心となり、ミドルウェア開発やネットワーク系ソフト開発を行うNEソフトウェア開発グループBUは大阪に本社があるNECシステムテクノロジーが中心となっている。NECソフト、NECシステムテクノロジーともに6月1日付でNECの完全子会社となる予定。

 BUはバーチャル組織であり、この2つについては子会社がその中心を担うことになり、またお互いの連携を必要とする局面も出てくる。このためBU内にバーチャルではない組織として企画本部を置いた。企画本部はそれぞれ関係するグループ企業からの出向社員などで構成する。例えばNESソリューションズ企画本部の場合、NECソフトからの出向社員7人、NEC本体8人、NECソフトとの兼務社員2人の17人で構成。NEソフトウェア開発グループ企画本部も同じ17人で、NEC本体7人のほかNEC通信システム1人、NECシステムテクノロジー1人のほか兼務でNEC通信システム1人、NECシステムテクノロジー4人、NECソフト3人などとなっている。

 それぞれBUを構成する主要なグループ企業から人員を派遣することで、BUとしての戦略的なビジネスモデルの構築や調整を容易にするのが狙いとなる。