中堅企業に強いSI(システムインテグレータ)である富士通システムソリューションズ(Fsol、 聖五社長)は、中小企業向けソリューションブランド「ウェブサーブスマートソリューション」の機能を拡充する。7月までに、ERP(統合基幹業務システム)に販売管理と生産管理機能を追加する。会計、人事・給与に次ぐメニューを追加することで、「スマートソリューション」の拡販を狙う。今年度(2006年3月期)末までに新たに200社の顧客獲得を狙う。

 Fsolは、首都圏の中堅企業向けITサービスを中心としたSI。2003年6月に中小企業向けソリューションブランド「ウェブサーブスマートソリューション」を販売開始し、中小企業向けビジネスを本格化している。首都圏に拠点を構える年商30-50億円の企業をメインターゲットに、直接販売のほか、富士通の販売チャネルを活用した間接販売も行う。現在の顧客は約70社。

 製品は、①CRM(顧客情報管理)、②オフィス内情報共有ソリューション、③EC(電子商取引)ソリューション、④ERP――の4カテゴリーに分類。システム構築のほか、構築したシステムをASP(アプリケーションの期間貸し)サービスとして提供するビジネスモデルも用意している。

 ERPはこれまで、会計と人事・給与の2つのカテゴリーしかカバーしていなかった。そこで7月までに販売管理と生産管理のメニューを追加する。同社の中堅企業向けソリューションブランド「ウェブサーブ」の販売管理・生産管理ソリューションの機能を簡素化し、「.NET」で再開発することで開発コストを低減。中小企業にも受け入れやすい価格で提供する。

  社長は、「これまでも販売と生産管理を中小企業から求められたことがあり、その時は個別に対応してきた。しかも中小企業からの生産管理と販売管理ソリューションも現時点である程度の実績が出てきた。パッケージ化するタイミングがきた」と話す。

 スマートソリューションのなかでもメイン領域であるERPのソリューションメニューを増やすことで、新規顧客の獲得に寄与すると見ており、現在70社の顧客に加えて今年度(06年3月末)には新たに200社の獲得を目指す。

 販売面では、SE(システムエンジニア)と営業担当者の連携を強化。営業担当者にSEを同行させることなどで、不採算案件の発生防止や提案力の向上を図る。