【ソウル発】韓国では、ワイヤレスで超高速インターネットにアクセスできる無線LANサービス市場の拡大で、さまざまなデジタル機器からもネットが活用され始めた。KT(韓国テレコム)は最近、三星電子と協力してMP3プレーヤーから自社の無線LANインターネットサービス「Nespot(ネスポット)」サービスが利用できるようになったと発表した。MP3プレーヤーに無線LAN機能が内蔵されれば、移動中でもインターネットから音楽をストリーミングやダウンロードで聴くことができる。また、多様なマルチメディアコンテンツを活用することもできる。

 KTの「ネスポット」サービスは、これまではノートパソコンとPDA(携帯情報端末)などで主に使われていたが、最近は携帯電話機とゲーム機に続きMP3プレーヤーなど多様なデジタル機器にまで拡がっている。今年上半期にはソニーのポータブルゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」にも「ネスポット」サービスを適用し、約1万5000人のユーザーがPSPから無線インターネットサービスを楽しんでいる。

 「ネスポット」は会社や家庭にアクセスポイント(AP)を設置しなければならない。だが、公共場所に設置された無線LAN接続地点であるホットスポットが全国に1万4000か所以上あり、KTは年内にこの数字を1万7000か所以上に拡大させる計画。その結果、どこにいても利用できる環境は整っている。

 KTの関係者は、「現在、全世界にある無線LANが使えるホットスポットの数は3万5000か所。この内40%以上が韓国内に設置されているほど、無線LANサービスが最も活発になっているのが韓国」と話している。

 韓国では、ほとんどの4年制大学の構内にホットスポット設置が完了し、金融機関や証券会社ビル、省庁、行政機関、コンビニエンスストア、郵便局、ファミリーレストランチェーン店などにも設置されている。ソウルの江南や新村など若者達が集まる地域を「ネスポットストリート」と名付け、特定ビルの周辺だけではなく、街角どこからでも無線LANを利用できるようにしている。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)