ネットベンチャーのサムライワークス(新島実社長)は、パソコンのデスクトップ画面にキャンペーン情報などを配信できるASP(アプリケーションの期間貸し)サービス「デスクトップツールシステム(DTS)」を開始した。一般消費者をターゲットにビジネス展開する企業を中心に売り込み、300社への販売を目指す。

 「DTS」は、情報配信のための専用アプリケーションがインストールされたパソコンのデスクトップに、プロモーション情報などを自動的に配信できるASPサービス。DTSのユーザーは、告知したい情報をエンドユーザーのデスクトップ画面上に配信できる。ウェブサイトのURLなども配信することができ、デスクトップ画面から顧客企業のウェブサイトに誘導することなどが可能だ。独自の専用アプリケーションは、情報提供だけでなくカレンダーや時計、検索ツールなども付加できる。「DTS」の顧客がそれぞれ用意し、顧客にウェブサイトなどを通じて配布する必要がある。

 ASP形式のため、ユーザーは同サービスのためのシステムを新たに用意する必要がなく、ウェブ上で発信したい情報を入力するだけで即時に情報提供を行うことができる。情報を配信するための独自アプリケーションの開発もサムライワークスが請け負う。

 新島社長は、「電子メールでの告知やウェブサイトを通じたプロモーションよりも、デスクトップに表示された方が訴求効果は大きいし、インパクトがある。インターネットの新たなマーケティングツールとして売り込んでいく」と話しており、まずは300社の顧客獲得を目指す考えだ。

 販売は、直接営業のほか、セプテーニなどのネット広告販売代理店約5社を通じて販売していく。

 すでに顧客として中古車販売のガリバーインターナショナルやNTTコミュニケーションズなど10社以上が利用しているという。ガリバーでは、出品車両台数やオークション情報などをリアルタイムにユーザーのデスクトップに表示するために活用している。

 また、「グループウェアのように、企業内での情報共有ツールとしてイントラネットでも活用できる」(新島社長)としており、一般消費者をターゲットにビジネス展開する企業だけでなく、社内情報システムとしてもメリットがあることを強調している。サムライワークスでは、このASPサービスで年間5億-6億円の売り上げを見込んでいる。