セキュリティおよび通信機器開発・販売のアズジェント(杉本隆洋社長)は、中小規模事業所向けのIP-PBX(IPを用いた構内交換機)製品「アポストラIPX-20」を開発、9月15日から販売代理店を通して販売する。

 アズジェントは、SIP(IP電話の通話制御プロトコル)対応スイッチなどIP電話関連製品の開発・取り扱いに力を入れているが、ラインアップする製品のターゲットは主に大企業向けだった。今回、新製品の発売を機に中小企業向けIP電話関連製品市場へのアプローチを開始する。

 「アポストラIPX-20」は、ISDN回線に用いられる通信規格を活用して、企業内に設置されている既存のPBXと連携させることができるのが大きな特徴。これにより、「特定部門だけにまずは導入するなど、既存のPBXとIP電話システムを共存させることができ、段階的に電話をIP化できる」(横田肇子・セキュリティ・プロダクツ事業部マーケティング部営業企画リーダー)。そのため、中小企業でも容易に導入するできるという。

 また、「低価格なIP-PBXではもっていない機能」(横田リーダー)というグループ着信や転送機能など、一般的なPBX(構内交換機)が持つ機能を標準搭載したことでも差別化を図った。

 「アポストラIPX-20」はソフトをインストールしたアプライアンスでの提供となる。1台あたりの接続可能なIP電話端末は50台。同時通話可能な電話端末数は20台。それ以上の端末台数を接続したい場合は、同製品を追加すれば接続できる。価格はオープンだが、実売予想価格は約50万円。