ITXグループのNOC日本アウトソーシング(橋泰社長)は、DRM(デジタル著作権管理)技術を活用したeラーニングシステムを開発し、11月下旬から販売を開始した。eラーニングシステムを提供するなかで、コンテンツの流出や不正コピーを懸念するベンダーやエンドユーザーが増えていることに着目。セキュリティを付加価値にして、eラーニングシステムの販売に弾みをつけていく。

 新たに開発したシステムでは、同社のeラーニングシステム「ナレッジスタイル」に、同じITXグループのマークエニージャパンが販売するDRMソフト「ウェブディフェンダー」を組み合わせた。ナレッジスタイルで配信するコンテンツの印刷禁止や、ソースコピーの流出防止、キャプチャーによる画像コピーを防ぐことで、eラーニングコンテンツの流出や不正コピーを防ぐことが可能になる。

 情報セキュリティが重要視されるなか、企業では個人情報だけでなく、「社員が独自に作成したeラーニングコンテンツの漏えいを不安視している」(武田信之eラーニング事業本部事業本部長)という状況に着目、開発した。eラーニングコンテンツを利用するユーザー企業だけでなく、eラーニングのコンテンツベンダーにも拡販を図る。

 「ナレッジスタイル」のオプションサービスとして販売する。価格は、月額で基本料金が2万円、1ユーザーあたり500円。

 ナレッジスタイルは、eラーニングコンテンツの配信システムで、ユーザーにはASP(アプリケーションの期間貸し)サービスとして提供する。コンテンツは、顧客の要望に合わせて受託開発したり、提携するコンテンツベンダーから調達する。これまで約200社、3万人の利用者がいる。
 同社は、情報システムのアウトソーシングサービスが中心事業だが、04年7月にeラーニング事業のスマートリンクと合併したことでeラーニング事業に参入した。今年度のeラーニング事業の売上高は2-3億円を見込んでいる。