キヤノンイメージングシステムテクノロジーズ(西巻昌美社長)は、USB接続プリントサーバー「NetHawk(ネットホーク)WP100」「同 EP100」の出荷台数が昨年11─12月の2か月間で前年同期比倍増の2000台以上に達したことを明らかにした。キヤノンのMFP(マルチファンクションプリンタ)の販売好調を追い風に、年末商戦はプリンタを無線LAN対応させたいというニーズが拡大。ファミリー層を中心としてプリントサーバーの販売を押し上げた。

 両製品はいずれもキヤノン製インクジェットプリンタ「ピクサス」シリーズ、同レーザープリンタの一部に対応したプリントサーバー。

 昨年度(2005年12月期)第4四半期の「キヤノン製プリンタへの装着率は、一昨年の約5倍」(鈴木宏昌・商品事業推進本部商品企画部部長)と急速に需要が高まっている。

 パソコンの普及とブロードバンドの拡大にともない、プリンタも家庭内で共有したいというニーズが高まってきているほか、キヤノン製MFPの販売好調が後押している格好だ。

 年末商戦は、無線LAN対応「ネットホークWP100」の販売が大幅拡大。MFPの購入者層は夫婦などのファミリーが多く、家族で共有したり、コピー機として利用するために、家族が使いやすい場所にプリンタを設置したいというニーズが拡大している。このため、プリントサーバーを通して、プリンタをネットワークに接続する需要が増えていると、同社では分析している。

 プリントサーバーの需要は一時期低迷していたが、同社では04年に供給が足りなくなるほどの売り上げを記録し、さらに05年はキヤノンがコンシューマ向けにMFPを強化したことで、プリントサーバーの需要が一段と加速した。

 利用ニーズの変化に対応するため、年末商戦では、一部店頭でプリンタとのバンドルキャンペーンを実施。今後もプリンタの新製品発売のタイミングと連動した店頭施策を検討している。

 また、ユーザーの裾野が拡大したことで、初心者でも迷わずにネットワーク設定ができるように、製品に説明用のCDを同梱するようにしたほか、リモートアクセスでのサポートにも対応した。今後は、設定自体を簡単にするためにバッファローの「無線LAN簡単設定システム AirStation One─Touch Secure System(AOSS)」への対応を検討している。