【ソウル発】韓国情報通信部はIT─SoC(System on Chip)産業の集中育成、IT部品・素材研究開発力強化などを骨子とする 「IT部品・素材産業競争力強化対策」を発表した。今年から2010年までに 6954億ウォンを投入し、韓国を世界3大IT部品・素材強国に成長させる。

 部門別投資規模は、部品素材技術開発が5669億ウォン、IT─SoC産業育成が625億ウォン、部品素材産業基盤造成が660億ウォンなど。

 情報通信部は、2010年までにIT─SoC 修士・博士レベルの人材1000人と実務人材5000人を養成することにした。電子通信研究所(ETRI)に今年設置した「IT融合部品研究所」を基盤に、未来市場獲得のためIT融合技術、IT先導部品など基礎研究を強化する。またWibro(携帯無線LAN)など新規サービスとデジタルホームテストサービスの推進により、システム部品の市場を新たに創造していくことにした。

 今回の対策を通じて、核となるIT部品に対する対外依存度を改善し、合計1兆5000億ウォンの輸入代替效果と、中国など新規IT市場に対する継続的な輸出拡大を図ることで、グローバルな競争時代を主導できると情報通信部では期待している。

 韓国IT部品の産業規模は90兆ウォン、IT製造業生産規模(164兆ウォン)の55%に達し、全IT 輸出の42%を占めるほど大きい。しかし核となる部品および素材に対する技術が不足しているため輸入依存構造から脱することができず、価格交渉力も落ちるばかり。特に一部携帯電話およびLCD部品の場合、全量輸入に依存するしかない状況にある。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)