ストレージ・バックアップ(外部記憶装置)機器販売のキング・テック(王遠耀社長)はこのほど、オフコンや汎用機など大型コンピュータに付属するテープ装置の輸入と修理サービスを手がけるMRFソリューションズ(MRF、林滋社長)を買収し、100%子会社化した。

 M&A(企業の合併・買収)は、昨年5月に傘下に収めたシステムマネジメント(SMC)に続き2社目。これまで、オープン系のストレージ・バックアップ機器の販売をメインに展開していたが、MRFが加わることで「テープ装置の修理・保守もオープン系からホスト系までカバーできる」という。

 今年度(2006年9月期)売上高は、買収効果などにより、前年比約40%増の20億円に拡大すると見込んでいる。

 キング・テックは、MRFの発行済株式(80株)をすべて取得した。買収額は公表していない。MRFの社名は登記上残し、子会社として全社員5人が、キング・テックのサービスサポート事業を担う。

 MRFは設立が04年2月。銀行など金融機関などにあるオフコンや汎用機など、大型コンピュータ用のテープ装置に関わる保守、修理、データコンバータなどのサービスを手がけてきた。主に、IBM製で3480/3490方式のカートリッジテープを対象とした関連事業を展開している。また、コンピュータ用磁気テープの輸入・販売もしている。

 同社が機器を卸す取引先には、ホスト系のシステムを扱うSIerが多くあり、「こうしたSIerの下請けで、保守サポートを請け負うこともできる」と期待する。

 一連の買収効果により、3年計画で07年度(08年9月期)までに売上高を50億円まで伸ばす計画だ。