ソフト開発ベンチャーのウインモバイル(田中辰夫社長)は、携帯電話で利用するASP型SFA(営業支援)サービス「ウインモバイル 営業の現場」を販売開始した。月額利用料金3000円(1クライアント)という低価格を武器に、SFA市場に新規参入する。従業員200人以下の中堅・中小企業が主要顧客ターゲットで、発売後1年間で800社の顧客獲得を狙う。

 「ウインモバイル 営業の現場」は、営業案件の進捗状況を各営業担当者が携帯電話で入力し、課長や部長などのマネージャーがその活動報告を、PCや携帯電話で管理するASP型SFAサービス。

 顧客情報の登録や営業活動報告、日報作成などの営業活動に関連する報告業務を携帯電話で行うことができる。携帯電話はすべてのキャリアに対応する。

 ASPサービスにしたことで、顧客サイドの初期投資を不要にしたほか、個人情報が携帯電話内に残らないため顧客先データなどの情報が漏えいする心配もない。指定されたURLを携帯電話で入力しブラウザからID、パスワードを入力することで、同サービスが利用できる。

 新規参入にあたり、田中社長は、競合他社のSFAソフトについて「機能が豊富すぎて使い勝手が悪く、価格も高い」とみており、簡単な操作性と低価格設定に製品の強みを絞った。価格は1クライアントあたり月額3000円とし、「価格は競合サービスに比べ平均5分の1、機能は3分の1」と中小企業での利用を想定した製品開発を重視した。

 顧客ターゲットは従業員200人以下の中堅・中小企業で、導入企業の1社あたりのクライアント数は10-20とみている。

 販売にあたり、販売促進施策として同ソフトのフル機能を30日間無償利用できる体験期間を用意。特別サイトを開設し販売に弾みをつけたい考えだ。販売体制は、当面は直販のみで、将来的には販売代理店を通じた間接販売も手がける計画。

 ウインモバイルは、昨年12月にマカフィーの役員だった田中辰夫氏が独立して設立。携帯電話向けのソフト開発・販売をメイン事業に置く。「ウインモバイル 営業の現場」は会社設立後の第一弾となるサービス。