営業支援(SFA)ソフト開発・販売およびコンサルティングサービスのエヌ・アイコンサルティング(NIコンサルティング、長尾一洋代表取締役)は、6月をめどに新製品を2モデル投入し、製品ラインアップ拡充を図る。新製品は応研(原田明治代表取締役)の業務ソフトとの連携製品と、データ分析ツール「NIコックピット(仮称)」。営業支援機能だけでは、他社製品との差別化は困難になりつつあると判断した。他社製品との連携機能や営業支援以外の機能をラインアップに揃えることで、主力SFAソフト「顧客創造日報シリーズ」の製品競争力を高める。

 応研の業務ソフトとの連携製品では、応研のソフトで管理されている販売実績や予算数値と「顧客創造日報シリーズ」の受注見込み情報などが連動、データを照らし合わせることが可能になる。6月に販売開始する予定。NIコンサルは、すでにオービックビジネスコンサルタント(OBC、和田成史社長)と同様の展開に乗り出しており、OBCの基幹業務パッケージソフト「奉行シリーズ」の販売管理システムとの連携製品をリリースしている。

 同時期に投入する「NIコックピット」は、顧客創造日報で管理される営業案件情報を収集し、管理者が分析するためのツール。案件の進捗状況や売上見込み数値などをグラフで表示することによって、営業活動の実情を認識することが可能になるという。

 顧客創造日報シリーズは5種類で、オプション製品として現在7製品を揃えている。これまで中小企業を中心に約1320社に納入した。製品開発では、特にオプション製品の拡充に力を入れており、今回の新製品2モデルの投入は、その戦略の一環となる。顧客創造日報シリーズは、毎年バージョンアップを行っているが、SFA機能の強化だけでは、「競合製品との差別化が難しい」(長尾代表取締役)ため、オプション製品を増やすことでSFAソフトの競争力を高める。

 NIコンサルティングは、中小企業をターゲットに自社開発のSFAソフトと営業支援コンサルティングサービスを手がける。代理店を通じた間接販売が主体だが、大半の顧客には導入前および導入の際に、自社のコンサルタントによる営業支援やソフト利用のためのコンサルティングサービスを無償で付加している。