ネットマークス(大橋純社長)は、セキュリティビジネスでコンサルティングサービスからシステム販売、運用・保守までのトータルサービスを提供し、事業拡大を加速させる。コンサルティングを新規顧客開拓のためのサービスと位置づける。今年度(2006年3月期)のセキュリティ事業の売上高は、前年度比42%増の68億円を見込む。

 コンサルティングサービスは、顧客企業のシステムを調査し、セキュリティ対策の要件や有効性などの視点から適したシステムを提案するもの。内田昌宏・セキュリティソリューション事業部副事業部長シニアコンサルタントは、「さまざまなシステムの課題に対応できることが強み」という。メーカーが提供するセキュリティコンサルティングサービスは、自社製品を売るための方策に陥りやすいという見方もあり、システムの販売につながらないこともある。しかし、「ネットワークシステムの販売会社として複数メーカーの製品を扱っていることから、特定の製品に結びついたコンサルティングは行わない。そのため、コンサルティングからシステム販売に結びつきやすいはず」としている。

 システム販売では、ネットワーク関連に強いという点から、これまでVPNやアンチウイルス、侵入検知などネットワークインフラ部分のセキュリティ案件が多かったが、「今後は、社内データ管理など情報漏えい対策をテーマとしたシステム案件も獲得していきたい」考え。

 セキュリティ事業でネットワーク関連ビジネスとは全く異なった領域まで拡大するのは、主力であるネットワークインフラ事業の顧客開拓につなげる狙いもある。