【ソウル発】通信と放送とインターネットが融合された広帯域統合網BcN(Broadband Convergence Network)が済州地域で商用化された。通信事業者のKTは済州地域の市外電話網をBcNに切り替え、商用サービスを始めると発表した。

 BcNは次世代統合ネットワークであるNGN(Next Generation Network)に通信と放送の融合という概念を盛り込んでブランド化させたITサービスのこと。KTが済州地域で常用転換に成功したBcNは既存音声電話サービスだと200万の加入者、マルチメディアサービスだと50万の加入者をそれぞれ収容できる規模である。BcNが完成すればユビキタスホームネットワーキング時代も本格化すると見込まれている。

 有線・無線の統合で家でも外でも同じ端末で電話とインターネットを自由に使えるのはもちろん、家電製品や自動車などを遠隔で制御することもできる。

 また今年下半期からはKTがテストサービスとして提供する予定のハイクォリティIPTV(インターネットTV)をすべての家庭で視聴できるようになる。双方向データ放送も利用できるようになるためTV1台でインターネット、TVショッピング、TVバンキング、オンライン投票などのサービスが提供され、通信と放送の融合時代が本格的に到来することとなった。

 ユーザーは従来、利用したいサービスの種類によって個別にサービスに加入しなければならなかったが、BcNになればそのような不便はない。より早く、安くサービスを受けられるので通信料金の負担も減らせる。特に今回商用化されたBcNの中核装備であるソフトスイッチは韓国の技術で開発し適用されたと KTは説明している。

 KT側関係者によれば、「ソフトスイッチはBcNの頭脳にあたる主要装備。市外電話網に本格的に導入され商用化されたのは、04年に商用化したイタリアに次いで世界で二番目」とのことだ。

 KTは済州島BcNプラットフォームの商用化に続いて下半期から全国の交換局にBcNプラットフォームを構築する計画。09年までに現在の市外電話網を段階的にBcNに切り替えて行く予定だ。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)