CRM(顧客情報管理システム)開発のエンプレックス(沢登秀明社長)はB2C型企業の投資拡大を捉えて業績を伸ばしている。納入件数拡大に伴う人手不足を補うためなどで大手SIerの住商情報システムと提携、経営リソースの拡大にも努める。累計約250社に自社開発の統合CRMシステムを納入してきたが、今後3年程度で1000社に増やす計画だ。

 CRMの販売件数全体の約6割程度がB2C型企業向けで、企業間取引のB2B型を上回る傾向が続いている。

 これまでCRMシステム構築を得意とするSIerのイーシステムをメインとする販売パートナー網を構築してきたが、「需要拡大でSEの人手が追いつかない」(沢登社長)ことなどから、6月に大手SIerの住商情報システムと提携、新しい販売チャネルの開拓に乗り出した。

 将来的には住商情報システムがオリジナルで開発するERP「プロアクティブシリーズ」とエンプレックスのCRMとの連携をより密にする。プロアクティブシリーズの累計納入社数は3000社余りに達しており、連携強化により双方の顧客のシステム刷新需要を見込む。

 エンプレックスの昨年度(05年11月期)の売上高は前年度比約50%増の15億円近くに伸びている。