NTTソフトウェア(鈴木滋彦社長)は、携帯電話を内線として使えるモバイルセントレックス事業に着手した。システムとして「プログオフィス」を2006年9月1日から提供。500人以下の企業や拠点などを対象に拡販を図る。今後3年間で15億円の売上高を狙う。

 「プログオフィス」は、NTTドコモの携帯電話「FOMA N900iL」や固定IP電話、SIPサーバー、無線制御ソフトなどをパッケージ化したシステム。携帯電話を内線電話として活用した際、通話に適したアクセスポイントに自動的に切り替えることができる。独自の無線制御技術により、「競合他社には真似できない安定した通話品質を実現した」(伊土誠一・常務取締役)としている。価格は、端末数によって異なるが、携帯電話40台と固定IP電話10台で650万円程度となる。

 モバイルセントレックス市場への参入は、他社よりも後発となる。「これまでは、モバイルセントレックスシステムが音声通信インフラの位置付けだったため、ビジネスとして旨味がなかった」との判断で事業化を見送ってきた。しかし、「最近では音声とデータの融合ソリューションに対するニーズが高まっている。単なるモバイルセントレックスシステムの販売だけでなく、当社が提供する業務ソフトと組み合わせて展開できるようになった。そのため、大きなビジネスチャンスにつながる」としている。拡販に向け、複数のアプリケーションベンダーとのアライアンスにも積極的な姿勢をみせる。