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沖電気工業 CTIとIP-PBXの融合製品 一般オフィスとの連携も

2006/11/20 18:07

週刊BCN 2006年11月20日vol.1163掲載

 沖電気工業(篠塚勝正社長)は、コンタクトセンターシステムの新バージョン「シーティーステージ5i」を2007年1月から販売開始する。CTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)とIP-PBXの両機能を搭載することでコンタクトセンターの企業規模を拡大し、一般オフィスとの連携強化でユーザー企業を増やしていく。

 CTI機能がメインだった前機種の「シーティーステージ4i」までは、100人未満の中小コンタクトセンターや100人以上500人未満の中堅を対象に販売してきた。「5i」では、CTIとIP-PBXの融合により、どの規模でも対応できる拡張性を強化。篠塚社長は、「500人以上の大規模コンタクトセンターでも提供できるようになった。シェア拡大を一段と図っていく」としている。同社は、国内コンタクトセンター市場でトップシェアを確保している。対象ユーザーの拡大で首位を維持する方針だ。

 また、簡単導入の「スタンダードモデル」や、導入後にシステムの拡張が可能な「カスタマイズモデル」、SIPサーバーと連携可能な「IP-PBXモデル」などユーザー企業のネットワーク状況に応じて複数のシステムパッケージを用意した。なかでも、IP-PBXモデルは、一般オフィスのネットワークシステムとの連携を可能としており、普及が遅れている企業のIP化を促進していく考え。

 価格は、50ユーザーあたり3000万円からに設定。発売後1年間で1500セットの販売を見込んでいる。
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