NEC(矢野薫社長)は、異なるデータベース(DB)間でのデータ統合・連携ができるソフトウェアの機能強化版「DataCoordinator/RA Ver4.1」の販売を開始した。エンジン部分を大幅に改良し、データ連携性能を前版「同Ver3.2」に比べ50%向上させたほか、オープン系DBからNEC製メインフレームへの連携を可能にした。2008年度(09年3月期)までの3年間で300セット、15億円の売上高を見込んでいる。

 「DataCoordinator」は、オラクルDBやSQLサーバー、PostgreSQLなど、異なるDBに別々の形式で蓄積されたデータをネットワーク経由で連携できる。機能強化版は、前版に比べ差分配信速度などが50%向上し、「DB間のデータをほぼリアルタイムに連携できる」(白馬智博・第一コンピュータソフトウェア事業部主任)までに性能をアップさせている。

 また、CSVファイルからDB、DBからCSVファイルへの連携が可能になった。これまで、CSVファイルのデータをDBに登録していた業務や、CSVファイルへデータを出力する手作業の業務が自動化できるという。さらに、オープン系DBのデータをNEC製メインフレームOS「ACOS-4」上のDB「RIQSⅡ」などへの連携ができるようになった。白馬主任は「製造業などでは、生産管理システムをオープン環境で動かし、データをメインフレームに取り込む企業が多い」と、ユーザー企業の要望に応え、機能を追加したという。

 「DataCoordinator」は05年7月に初版を発売してから、直販中心で実績を伸ばしてきた。昨年初めからはチャネル販売の比率が高まっている。

 来年度(08年9月期)以降は、基幹システムの業務ソフトなど連携製品を増やすため、アライアンス先を開拓する方針だ。