ソフトバンクBB(孫正義社長)は、業務アプリケーションのASPサービス「TEKI-PAKI(テキパキ)」の提供を開始した。月額の利用料金を1ライセンスあたり525円と低価格に設定。SMB(中堅・中小企業)を対象に導入促進を図っていく。

 「テキパキ」は、業務アプリケーションのASP化で、ユーザー企業が低コストで簡単にサービスを導入できることが特徴。同社の販売代理店を通じ、50-100人規模の中小企業を対象にユーザーを増やしていく。

 SOHO・中小企業によるソフトウェア導入はパッケージが中心といわれている。しかも、パソコン専門店や家電量販店で購入するケースが多く、なかには定期的にバージョンアップを行わない企業もある。また、「ライセンス購入は煩雑」というユーザー企業の声もあり、販売代理店にとってはSMBを顧客として獲得することが難しい環境にある。原山健一・コマース&サービス統括MDサービス統括部長兼MD統括部ソフトウェア担当統括は、「パッケージやライセンスが主流の法人向けソフトウェア販売に、ユーザー企業が気軽に導入できるASPサービスをラインアップして加えることで、販売代理店のビジネスの幅を広げた」としている。ASPサービスの提供で、「これまでのソフトウェアビジネスにアドオンで拡大することにつながるのではないか」とみている。同社では、ソフトウェアの卸事業が2ケタ成長することを見込む。

 第一弾として、セキュリティ関連サービスを開始。トレンドマイクロとの協業で、ウイルスやスパイウエアの対策をはじめ、ダメージクリーンアップ(感染時の自動復旧)やクライアントファイアウォール機能など総合的に提供する。洋子・MDサービス統括部サービスマーケティング部サービス企画課リーダーは、「ユーザー企業のなかで、セキュリティ関連のソフトやシステムを導入したはいいが、過剰投資になっていないかどうかが分からないとの声があがっている。そこで、まずセキュリティサービスを提供した」という。第二弾以降は、「財務や会計など汎用的なものをASP化することを検討する。ニーズに合わせて提供していく」(原山部長)としている。