【ソウル発】IT総合展示会「KIS(Korea IT Show)2007」は、4月19日から22日まで開催された。情報通信部と産業資源部の共同主催で、世界的に有名な展示会へと引き上げたいとの思惑から、既存のExpocomm、KIECO、IT Koreaなど5つの展示会を統合。この結果、韓国最大のIT総合展示会となった。ソウル市三成駅になる1万4300㎡規模のCoex展示館太平洋館ホールには三星電子、LG電子、SKテレコム、KTFなど韓国を代表する企業が勢揃いし、海外18か国からの参加を含めると約300社が出展、かつてない賑わいとなった。

 展示会の初日には世界18か国のIT大臣が訪問した。KTが提供したWibro(モバイルWimax)体験バスに乗り、高速で走る車の中でもインターネットが自由に使えるWibroを体験しながらの展示場到着というイベントもあった。

 衛星DMB(モバイル衛星放送)事業者の「TUメディア」はインターラクティブラジオ番組「TUリクエスト」を展示場のオープンスタジオから生放送し、来場者のリクエスト曲とお便り放送コーナーを設けて話題になった。

 TUメディアの子会社である「ハイオンコープ」は世界で初めて衛星DMBと地上波DMB(韓国のワンセグ)を同時視聴できる統合DMBプレーヤー「ハイオンデュオ」を展示した。地上波DMBと衛星DMBを一つの画面で同時に見れるPIP(Picture In Picture)サービスも実演した。

 展示会場の中央には最も広い面積(269坪)で三星電子ブースが陣取った。世界最大102インチのPDPTV、2007年型デジタルLCDTV(ボルドーシリーズ)、ブルーレイDVDプレーヤー、世界で最も薄い携帯電話ウルトラエディションシリーズ、UMPC Q1、デジタルPDPTV(カンヌシリーズ)、世界最小型カラーレーザー複合機など多様な最先端製品を展示していた。

 三星電子の展示のなかでも3G携帯電話やWibroを内蔵し、いつでもどこでも持ち歩きながらインターネットが使える重さ690gのモバイルPC(senseQ1ウルトラ)に注目する来場者が多く、「このサイズでデスクトップと同じ性能を持っているなんて驚いた」との感想が絶え間なく聞こえてくる。

 一方、LG電子ブースの主人公はLG電子と海外有名ブランドの「プラダ」が一緒に制作した「プラダ携帯」だった。プラダ携帯はこの展示会を通じて韓国で初めて公開された。LCDTV、PDPTVといった映像家電も最新製品が勢揃いし、注目を集めた。

 「KIS2007」は第1回目にもかかわらず、4日間で10万人以上の来場者と30か国800人のバイヤーが参加するなど、大盛況のうちに閉幕した。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)