CAD、CAMシステムなど製造業向けソフトを開発・販売するUGS PLM ソリューションズ(飯田晴祥社長)は、造船など重工業関係の企業を新たなターゲットにすえ、拡販を進める。

 UGSはこれまで自動車や家電メーカーなどの製造業、航空・宇宙産業が顧客の中心だった。これまでアプローチしていなかった造船業など重工業系企業に需要があると判断。直販するほか、販売代理店を新たに募ることも計画中で、重工業を戦略的に攻める。

 今村雅子・マーケティングコミュニケーション部部長は、「重工業系企業は従来、CAD、CAMシステムを自前でつくることが多く、パッケージソフトを使う文化がなかった」と説明する。しかし、情報システムの開発および運用コストの削減意識が高まり、パッケージソフトの需要が強まっているという。UGSは、欧米地域ではすでに造船業を中心とした重工業の顧客への販売実績があり、日本の顧客にも欧米での販売ノウハウを生かし拡販する。

 1次代理店として21社のITベンダーを組織しているが、重工業系のアプローチを強化するため、販売代理店の拡充も視野に入れている。UGSの販売代理店のうち、販売実績が最も高いのは、電通国際情報サービス(ISID)。UGSは重工業系以外に重点顧客ターゲットとして消費財メーカーを掲げており、ISIDと共同で拡販する。こうした施策により、CAD、CAMソフトを提供する業種を一気に増やしていきたい考えだ。