ソニーのハワード・ストリンガー会長兼CEOが会見を行い、日本で発売した有機ELテレビの売れ行きに高い評価を表明するとともに、2008年には米国市場においても、有機ELテレビを投入する計画を明らかにした。

 ストリンガー会長は、「有機ELテレビの販売は限定的なものであり、現在は、大量生産を可能にするプロセスの構築に着手しているところ。来年には米国でも限定的な販売を始める計画。だが、その他の地域での発売時期は、現時点では明確にはできない。有機ELはソニーの象徴的な製品であり、ソニーが誇れる技術」と語った。

 また、Blu-ray Disc(BD)については、11月24日現在、北米でPS3を含めたBD全体の出荷が270万台に達したことや、対応コンテンツの販売がHD DVDを上回っていることを示したほか、「日本でも、次世代ディスクレコーダーのうち97%をBDが占めている。BDこそが消費者に選ばれるフォーマットであると確信している」とも発言した。

 就任以来のこれまでの成果については、「1年目は財務面からの体制づくりを行い、足場固めを行った。2年目は経営の観点から組織に手を加えることで、横断的に動ける組織へと手直しした。そして、いまは、イノベーションに集中するタイミングにきている。クリエイティブの花を開かせる方向に投資する時期」としている。

 当面の目標としている営業利益率5%の達成に向けて着実に進展していることを強調。「07年のエレクトロニクス事業は好調な1年だった。上半期の営業利益率は7%に近づいている。財務実績を安定するという目標は達成しつつある」などと語った。