サイボウズ子会社のフィードパス(津幡靖久社長兼CEO)は、データベース(DB)機能のSaaS型サービス「サイボウズ デヂエ for SaaS」の付加メニューとして、初期の設計・構築代行や運用手順のマニュアルを作成する導入支援サービスを始めた。有料で価格は個別見積もり。導入や運用を同社が代行することで、ユーザーがサービスを購入しやすくした。DBの知識が乏しい中小企業の開拓を狙っており、DB利用企業の拡大をSaaS型サービスで図る。
「サイボウズ デヂエ for SaaS」は、サイボウズ製DBをもとにフィードパスがSaaS型のサービスに改良。2007年5月に月額利用料金1000円(1ID、10ライブラリ)で発売した。DB機能を自社でシステムを構築せず、インターネット経由で利用できる。今回の新メニュー発売を機に、従来のサービス名称「サイボウズ デヂエ for ASP」から「同 for SaaS」に変更。「SaaS型サービスを提供する企業というイメージを市場に訴えるため」(津幡社長兼CEO)で、販促活動ではSaaSを前面に押し出す。