データ連携ミドルウェア開発のアプレッソ(長谷川礼司社長)は、商品ラインナップの拡充を進める。これまでは主力の「DataSpider(データスパイダー)」シリーズのみの品揃えだったが、早ければ年内をめどにデータ連携分野での新商材の投入を検討する。ワークフローやビジネスプロセス管理(BPM)などの需要が高まっており、既存商材と親和性が高い領域への進出を狙う。

 同社は業務アプリケーションベンダーやSIerとのアライアンスを積極的に推進してきた。国内ISV(独立系ソフトウェアベンダー)が中心メンバーの「MIJS(Made In Japan Software)コンソーシアム」にも参加し、アプリケーションの連携分野で存在感を発揮している。

 こうした取り組みによって認知度が急速に高まったことなどが追い風となり、今年度上期(07年7-12月期)の売上高は前年同期比で2割余り増えた。また、累計の納入社数は700社を超え、保守サービスなどストックビジネスも順調に拡大。「投資余力がついてきた」(長谷川社長)ことから、従来から要望があった分野での商材開発を加速させる。

 業務アプリケーションベンダーと協業するケースが多いため、「ビジネスパートナーと競合しない領域」での商材を開発する方針。データ連携やBPM、ワークフロー基盤など同社の得意分野を中心に検討している模様だ。複数のアプリケーションが複雑に連携する大規模システムを支えるミドルウェア領域での商品ラインアップを重点的に増やすことで競争力を高め、ビジネスの伸長を目指す。