コニカミノルタ製レーザープリンタの販売会社であるコニカミノルタプリンティングソリューションズ(木村則夫社長)はグループ販売会社経由の販売を拡大するほか、ラベルや会計帳票、医療などの「特定市場・用途」に向けた販売を強化する。グループ連携では、デジタル複合機(MFP)の国内販売会社、コニカミノルタビジネスソリューションズを経由し、MFPとプリンタのセット販売に本腰を入れる。国内プリンタ市場が減速するなかで、独自コントローラや画像処理技術などを強みとするとともに、グループ力を活用して収益力を高める。

 コニカミノルタプリンティングソリューションズの今年度(2008年3月期)販売実績は、国内プリンタ市場の減速を受け、「3ケタ台数以上の大口案件が少なく、販売数量は前年度に比べ1割弱減る見通し。ただ、金額ベースでは前年度を維持する」(三木英明・営業部部長)と、苦戦を強いられている。しかし、今年度は、「販売チャネルの種まきをした」(同)と、来年度以降に新規チャネル経由の販売拡大を見込んでいる。

 これまでMFPを主に販売してきたコニカミノルタビジネスソリューションズに対しては、一般オフィス向けにMFPとプリンタを融合した最適配置の提案を加速する。グループ企業には、医療市場やグラフィック市場向けの販売会社があり、こうした会社を経由した「特定市場・用途」向けにも販路を拡大する。

 「特定市場・用途」向けでは、すでに実績のある薬袋印刷に加え、電子カルテ、レセプト(診療報酬明細書)発行の用途に向けた販売を増やす。また、会計帳票向けでは、会計帳票ベンダーと業務提携し、会計事務所などを経由した販売を開始する見込みだ。

 同社は1月、バイオメトリクス認証や非接触ICカードを搭載しセキュア環境を実現した主力機となるA3カラープリンタ「magicolor 8650DN」(カラー毎分35枚/モノクロ同35枚)の出荷を開始した。来年度は「(『特定市場・用途』向けも含め)さまざまな用途に応えられる機種をラインアップする計画」(三木部長)と、需要拡大に自信をみせている。