オートデスク(鬼澤盛夫社長)は、市場創造を追求する専門の営業組織を設置した。同社の製品を組み合わせたソリューションを揃えることで、販売代理店の増加にもつなげる。

 同社は、「メンターセールス」と呼ばれる営業担当者の設置により自社製品で可能なシステム提案を揃えていく。販売代理店が売りやすい環境を整えることで各製品のユーザー企業数を拡大するのが狙い。CADで獲得したユーザー企業に対してビジュアライゼーション関連ソフトの提供など製品連携の拡充でビジネス拡大を図っていく。

 米オートデスクは、昨年度(2008年1月期)の売上高としてワールドワイドで前年度比18%増の21億7200万ドルを記録。5年前と比べれば約2倍の伸びと順調に成長している。ユーザー企業のなかで、2次元CADから3次元CADへの移行が活発化していることが要因で、なかでも欧州や中東、アジア地域でニーズが高まっているという。

 また、複数の買収で製品ラインアップが増加。主力製品のCADをはじめとして3D製品が増えているほか、CG関連ソフトの提供など事業領域が拡大している。そこで、今年度は同社製品が業務プロセスの改革を追求していることを訴えており、その一貫として製品連携の強化に力を注いでいる。

 日本では、製品連携の強化に加えて販売代理店とのパートナーシップ深耕を重視。昨年度に同社製品でシステム提供を手がけるSIer中心の「VAR」、ボリューム販売を手がけるディストリビュータ中心の「VAD」など各販売代理店に適したパートナー制度を設けたことで支援体制の強化を図った。自社製品で可能なシステムの具体化が販売代理店への拡販整備につながるとの判断で、今年度は提案を専門に行う営業担当者の配置に踏み切った。