マイクロソフトやPCおよび周辺機器メーカー、家電量販店などが参加する「ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム」(WDLC、眞柄泰利会長=マイクロソフト執行役専務)は、PCの新しい使い方を提案するために、参加企業共同の販促施策を5月から開始した。

 開始したのは「“TVも、ネット動画もサクサクキレイ!PC de TV”」と題するPR施策だ。家電量販店やPCショップに同施策用の特別スペースを設け、参加企業のPCを設置。PCでテレビ番組やネット動画を楽しむ方法や薄型テレビにはない利点などを消費者にアピールして、夏商戦のPC市場活性化につなげる狙い。特別スペースは、PC売り場だけでなく、薄型テレビを販売するフロアでも展開する。5月9日から14社・26店舗の家電量販店・PC販売店で開始し、8月上旬まで展開する。

 眞柄会長は、今回の販促施策について「新しい生活スタイルを創造するために何が必要かを、WDLCの発足直後から参加企業と協議を重ねてきた。テレビとPCの連動によるインパクトがやはり強いと考えた」と経緯を説明。「業種・業界が異なる企業が集まり、プラン作りから一緒に進められたこと、PCをテレビフロアで展示できたことに成果を感じている」と今回の施策に満足している様子をみせた。マイクロソフトの担当者は、「テレビ売場でPCを展示することは1社単独ではあり得ない。コンソーシアムだからこそ実現できた」とみている。

 WDLCに参加する家電量販店の1社であるヨドバシカメラの松井昭二郎取締役店長は、「PCは買い替えを促進できなく苦戦が続いている。メーカーなどが共通したメッセージでPRしてくれることは、売る側にとってもメリットが大きい」と歓迎している。ただ、「テレビフロアでPCを販売するのは、販売員にもユーザーにも少々混乱がある。販売店に対する教育を高める必要がある」と新たな取り組みに若干の戸惑いも感じているようだ。

 WDLCは、メーカーやコンテンツ制作会社、家電量販店など67社が参加する団体。PCや家電を使った新たなデジタル生活を提案する目的で、マイクロソフトが主導して2007年11月に発足した組織だ。