日本テラデータ(吉川幸彦社長)は12月3日、収益管理ソリューション「Teradata Value Family(TVF)」が十八銀行(宮脇雅俊代表執行役頭取)の統合収益管理システムとして採用され、2008年10月に稼働、今年2月には勘定系ホスト更改にともなう対応を行い稼働開始したと発表した。

 十八銀行では、収益性・業務効率性の向上を目指し、ボリュームを重視した業績評価体系から収益を重視した業績評価体系へと経営と営業戦略の見直しを図るにあたり、情報系ホストからの取引明細データおよび口座明細データを利用して業務利益算出やシミュレーションの処理を行う統合収益システムの構築を検討。その結果、他行への豊富な導入実績と精緻な分析に優れた点を評価し、「TVF」の採用を決めた。

 「TVF」が提供するパッケージのTP(行内資金移転価格)計算、予算策定、原価計算を導入することで、同行の統合収益管理システムでは、個社別採算を重視し、収益性の指標をリスク経費控除後利益とすることが可能となり、顧客ごとに精緻化された採算分析を実現する。

 営業店においては、Web経由で店別と顧客別の実績把握や各種のシミュレーションができる環境を構築。店別予実進捗シミュレーションでは、自店の期中計画対比の実績把握だけでなく、目標達成のための渉外活動内容についてのシミュレーションが可能となった。また、個社別採算管理では、顧客の明細単位での採算性に対する把握と採算指標やセグメントを切り口とした順位別分析やマトリックス分析が行えるようになっている。

 本部と営業店で統一された基準のデータを共有できるようになったことで、今後、本部では営業店の行動管理の基準として的確な施策の企画・立案が可能となる。一方、営業店では、店別予実進捗シミュレーションや個社別採算管理により得られた本部と同じ基準のデータを営業店活動の意思決定に反映していく予定。