フォトロン(塚田眞人社長)は12月10日、2次元CADの最新版「図脳RAPID16」および上位版「図脳RAPID16PRO」と、これらの業種別オプションを2010年1月29日に発売すると発表した。

 「図脳RAPID」は、1991年の発売以来、本格的な設計CADとして、ポンチ絵やレイアウトなどを作成する文房具のような製図ツールとしてさまざまな業種や業務で利用されてきた。今回のバージョンアップでは、国内・海外を問わず流通する多様なデジタルデータへの対応と、製図に費やす時間を減らすための操作性向上をテーマに機能を強化した。また、新OSのWindows 7(32bit版/64bit版)への対応も行っている。

 具体的には、多様なデジタルデータに対応するために、世界中で広く使われているAutoCADとの互換精度を改良し、図面の表示情報をより確実に受け渡せるようにした。海外で作成された図面への対応、寸法や文字の表現性能向上、AutoCADのハッチングや線種の入力精度向上などで高い互換性を追求している。PRO版では、AutoCADの互換性をさらに強化。レイアウト空間入力機能などを追加したほか、PDF入力を拡張しベクトル情報付きPDFのCADデータ変換が可能となった。ほかにも、JPEG出力の搭載や、図脳CADデータの交換効率の向上などを実施した。

 また、製図業務に要する作業時間を削減するために操作性の向上を図り、余分なクリック数を減らしている。作業エリアを拡げ、画面の切り替え回数を減らしたほか、実行しているコマンドや状況に合わせて、その時に変更できる設定を表示するアシストビューや、要素が混みあった箇所でのクリック時に自動的に画面を拡大するオートサーチウィンドウなどを搭載し、作業効率の向上を実現した。PRO版では、部分拡大図の作図を効率よく行う異縮尺移動/複写や、部品の組み立て図作成に役立つ隠線処理カットインなども追加している。

 なお、建築/設備業向けの「建築/設備キット」および機械製造業向けの「メカニカルキット」も、それぞれ業種向けの機能を強化して同時に発売する。

 価格は、「図脳RAPID16」が6万3000円、「図脳RAPID16 PRO」が14万7000円。オプションの「建築/設備キット for 図脳RAPID Ver.3」が1万5750円、「メカニカルキット for 図脳RAPID Ver.3」が3万1500円。