丸紅インフォテック(天野貞夫社長)は、販売に注力するシンクライアントソリューションにおいて、独自のPC端末を丸紅インフォ自身が企画し、販売する計画を明らかにした。同社はネットブックを端末にしてサーバーと組み合わせたシンクライアントソリューションの販売に乗り出しているが、「顧客の立場からみると、既存メーカーの機種は使いやすい端末という観点からすれば必ずしも十分とはいえない」(天野貞夫社長)とみており、自ら端末の開発に踏み切る。

パンデミックを切り口に販売も加速

 独自のPC端末は、現在販売しているソリューションと同様にネットブックを想定。既存のネットブックよりも、さらにシンクライアントソフトやサーバーとの最適化を図った機種になる予定で、CPUやメモリをはじめとする機能は要望に応じて顧客ごとにカスタマイズして提供する。丸紅インフォが端末の企画を行い、台湾のネットブックメーカーにOEM(相手先ブランドによる生産)で製造してもらうことを計画している。

 販売面でも新たなマーケティング施策に乗り出す。新型インフルエンザの流行などで企業の事業継続に注目が集まっていることから、「パンデミック対策」を切り口に加えて売り込む。丸紅インフォでは端末にネットブックを利用することで、これまで高価だったシンクライアントソリューションの価格を抑え、導入のしやすさをうたい文句に中堅・中小企業を対象に需要開拓を図ってきた。今回、導入提案を加えることで販売を加速する。「大きなビジネス展開をしたい」(同)考えだ。(米山淳)